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ライブレポート  
RUSH BALL 07 Photo Gallery
RUSH BALL 07 START!!!

今日の泉大津は、曇りのち晴れ!
でも気温はグングン上昇中!!!

みなさん体調管理はしっかりと&気分が悪くなったらすぐ救護テントへお越し下さいね。

開場前の入場待ち場所は、たくさんの人の列。みなさんの笑顔でいっぱいです!

ここではは、リアルタイムでライブレポートをアップしていきますので、会場に来れない方はぜひここを見てくださいね!

それでは、RUSH BAL 07 スタート!!!!

ランクヘッド

これぞ絶好のフェス日和!! いよいよ『RUSH BALL 07』がスタート!! 心配されたお天気もなんのその。関西のロック・リスナーが泉大津フェニックスに集結した。

トップを飾ったのはオープニング・アクトのランクヘッド。ロックの宴の幕開けにふさわしく、テンション高めの挨拶とともに『HEART BEATER』のイントロでライブがスタート。ステージから音が鳴り始めたとたん、『RUSH BALL』の始まりを待ちわびた2万人が一気に会場の前方まで押し寄せる。

そのテンションをそのまま迎え撃つかのように、ライブでの定番曲をたたみかける。そんな彼らの姿に一気に煽られる観客。会場全体のボルテージも一気に上がり、『カナリアボックス』ではイントロとともに、観客がいっせいに手拍子を始めた。まさにステージとフロアが一体となって力強いグルーヴが生み出された瞬間だ。

「RUSH BALL楽しむ準備はいーかーい!今日は素敵なRUSH BALLにしよーぜ!手拍子よろしくー」と彼らのテンションも絶好調。トップ・バッターにも関わらず、会場を一瞬でランクの色に染め上げていく4人。「改めましてランクヘッドです。早起きだけど1日大丈夫?今度はオープニングじゃない時間で出演できるよう頑張ります。みんなの思い出になるように」とコメントを残し、最後は『夏の匂い』で締め。前半の畳み掛けるようなスタイルとはうって変わって、スローテンポのミドル・ナンバーで力強く歌い上げる。詰め掛けた観客がそんな彼らに惹きつけられている姿が実に印象的だった。

ステージを終えた彼らの表情は実に清々しく、「やりきった」という達成感でいっぱいの様子。怒涛のライブ・イベントの幕開けを立派に飾ってくれた。今年もロック漬けの1日がここから始まります!!

SET LIST 
M1. HEART BEATER
M2. ガラス玉
M3. きらりいろ
M4. カナリアボックス
M5. 夏の匂い

PE'Z

オープニングアクトのランクヘッドから、若い力が炸裂して早くも会場は戦闘モードに突入。それをさらに煽るトップバッターは、今年初出演となるPE'Zから。 雄たけびと共に、怒涛の音の塊が飛び出すトランペットが響き渡り、どアッパーな「BLANK-DUNK」からスタート。

ハイテンションに突き進むかと思いきや、オトナにしか出せない色気を含み、ドラムとウッドベースの絡みが絶妙に渋い「GREEN DOLLS」。「ハヤガケ」では、観客からクラップが沸き起こり、最高潮のテンションに高まったところで、しゃがみ込みながら弾くヒイズミのキーボードが炸裂した。

「夢ノエンアレ」、「さらば愛しきストレンジャー」と続き、最後は「ハナフブキ〜花魁道中罷り通る〜」で閉める。日本ならではの独特のメロディと、パンク精神がたっぷり詰め込まれた独自のジャズをうまく融合させた彼らならではの楽曲だ。最初から最後まで気合の入ったステージで、トップバッターを見事に務め上げた。

SET LIST 
M1. BLANK-DUNK
M2. FREE BIRD
M3. RUN! RUN! RUN!
M4. GREEN DOLLS
M5. ハヤガケ
M6. AUCTION
M7. 夢ノエンアレ
M8. さらば愛しきストレンジャー
M9. パラダイス A GO GO
M10.ハナフブキ 〜花魁道中罷り通る〜

Caravan

PE'Zの灼熱のライブの後は、こちらも初登場となるCaravan。大歓声と自然と沸き起こる拍手で登場した伊達男は、ボーダーTシャツにアコースティックギターとかなり爽やか。そして不思議とライブが始まった途端、炎天下で暑過ぎた会場が、不思議と心地よい空気に変化してゆくのがわかる。薄水色の空と、白い雲、そして彼から飛び出す音の一粒一粒が暑さを冷まし、泉大津から湘南にでも行ってしまった気分だ。じっくりとゆっくりとイントロを聴かせて、ボサノバ風のリズムから、少しアップテンポのポップスまで、観客がとてもリラックスしている様子が見て取れる。少しくぐもった声質でたっぷり伸びる歌声に酔わされ、ライブを見ているというよりも同じ空間で会話をしているような心地だった。楽曲は5曲と少なめながら、「ハミングバード」も含んだ珠玉の楽曲を披露。最後は「FREE BYRD」と思わず一緒に歌いたくなる終わり方。もう少し聴きたいところだったが、先月に続いて、9月にはライブアルバム、さらにツアーも行うとのこと。楽しみは、続きそうだ。

SET LIST 
M1. TRIPPIN’LIFE
M2. Key of life
M3. ハミングバード
M4. Soul music
M5. FREE BYRD

POLYSICS

「RUSH BALL OR DIE!!!!」と言って壮絶なライブを終えたPOLYSICS。彼らが用意したのはこの夏一番の“逆輸入版!”歌って、踊れるダンス・ステージだ。大歓声の中に迎え入れられた彼ら。

一度音を発すれば、フロアのオーディエンスはまるで何かに操られているかのように踊りだす。その波は1曲1曲終えるたびにモッシュピットから後方へと広がり、瞬く間に会場全体を包み込んでしまった。これがヨーロッパ、イギリスを含む海外ツアーを行い、世界をまたにかけてライブを展開する彼らのサウンドだ。

各地の野外フェスで使用されているというお揃いのマリン・スタイルで登場した4人。ロックからニューウェーブまでを踏襲したような“ディスコ・パンク”は疾走感あふれるビートに乗って、地響きを鳴らし、体にビンビン伝わってくる。そして会場の誰よりも自分たちのサウンドに呼応し、ステージを縦横無尽に駆け回るハヤシ。この姿を見て体が疼かないわけがない! と言わんばかりの衝撃が体中をかけめぐった。中盤には新曲『Rocket』を披露。カヨとフミの独特のチャイルド・ボイスのコーラスがとってもキャッチーでキュートなこの曲を皮切りに、怒涛のダンス・パンクが畳み掛けられた。ライブでの定番曲、『ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ』、『シーラカンス イズ アンドロイド』、『Baby BIAS』 …。1曲1曲連打される度にテンションは最高潮に。ピコピコ鳴り続くシンセ音と、リズム隊の芯まで伝わってくるへビーな重低音。このバランスが絶妙で、ひとつの轟音となってまとまりを生む。これこそが世界に通じるPOLYSICS・ワールド。ひと回りもふた回りも大きくなった彼らの2年ぶりの泉大津フェニックスでのライブは、この夏、関西で一番のサマー・アンセムとなったに違いない!!

SET LIST 
M1. P!
M2. Tei! Tei! Tei!
M3. KAJA KAJA GOO
M4. Shizuka is a machine doctor
M5. Rocket
M6. I My Me Mine
M7. ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ
M8. シーラカンス イズ アンドロイド
M9. Baby BIAS
M10.BUGGIE TECHINICA

MO'SOME TONEBENDER

ベートーベンの「運命」をSEに現れた3人。今夏のフェスはラッシュボールだけに出演ということで、ファンの期待はいつも以上に高まる。毎回、3人3様の衣装に身を包む彼らだが、中でも目を引いたのは武井氏のランニングに短パン姿。現れるや否や、「モーサムブートキャンプへようこそ!」と叫び、一気に会場を引きつける。1曲目はいきなり「Have you ever seen the stars」、「ロッキンルーラ」の2連発。始まったばかりのはずだが、すでに終盤のような盛り上がり方。3曲目は10月に発売されるアルバムから「パーティーは続くよ」を演奏。80年代ポップスばりのシンセサイザーによる打ち込み音が新鮮な上、聴けば聴くほど引きずられる切なさが溢れている。さらにラストに演奏されたもう1曲の新曲「BAD SUMMER DAY BLUES」はさらに上をゆく驚き。冒頭は、完全にテクノ。そこにどんどんバンドサウンドが重なり、藤田氏の人力ドラムンベース、百々氏の人を引きつけるカリスマ性、さらに武井氏はいつも以上にオーバーアクションをかましている。「モーサムトーンベンダー終わり!」の合図が無ければ、そのまま立ち尽くしていたにちがいない。リリースごとに色を変えるモーサムだが、今度の新作はさらなる飛躍を遂げた、まったく予想のできない仕上がりを予感させてくれるライブとなった。

SET LIST 
M1. Have you ever seen the stars?
M2. ロッキンルーラ
M3. パーティーは続くよ
M4. We are Lucky Friends
M5. TIGER
M6. BAD SUMMER DAY BLUES

RIZE



セッティング時のkenkenのサウンド・チェックからすでに予感は漂っていた。何かやってくれそうな期待感。それと同時に、彼らの登場とライブを待ち望んでいたオーディエンスの高揚感…。

SEが流れ出したとたんに一気にモッシュピットに観客が押し寄せる。ステージ上から放たれた彼らのサウンドは、雲ひとつない真っ青な空を突き抜けるかのように力強い。それは、会場全体を巻き込むように大きなグルーヴとなってオーディエンスを巻き込んでいく。会場を彼らの色に染め上げるのに時間はかからなかった。『Why I'm Me』、『ピンクスパイダー』、次から次にキラー・チューンが炸裂。気付けば会場の後方までもが拳を突き上げ彼らに応えていた。

中盤には、10月にリリースされるという新曲、『LADY LOVE』を披露。目の覚めるような青空と、会場のスケールにピッタリの楽曲。曲中で巧に変化を見せるリズムとエモーショナルなメロディ。これこそ、現在のRIZEの真骨頂。ただ勢いで畳み掛けるわけではなく、攻撃性と柔軟性を持ち合わせた楽曲の振り幅の広がりを感じさせた。

今年で10周年を迎える彼ら。これまで持ち味であった強靭なサウンドはもちろん、バンドとしてのタフさを十分みせつけてくれた。そして1曲1曲でそれぞれの音を確かめ合うかのように、互いの音をぶつけ合いながらステージ上でもなお進化を続けていく4人。天を仰ぎながら拳を掲げ、全身全霊で歌い上げる姿がとてもたくましく思えた。

SET LIST 
M1. 神
M2. Why I'm Me
M3. ピンクスパイダー
M4. LADY LOVE
M5. heiwa
M6. 日本刀
M7. FAR EASTERN TRIBE
M8.NAME

髭(HiGE)

昨年に引き続き、登場したのは髭(HiGE)。すっかりラッシュボールではおなじみの顔になった彼らは、須藤の「ミスター・アメリカーっ!!」の叫び声と共にスタート。観客の波が、ぐぅーっと前に押し寄せて、彼らの人気の高さを実感する。ファンも、実に楽しそうに曲に合わせて踊る姿が印象的だった。「ブラッディー・マリー、気をつけろ!」、「ギルティは罪な奴」(もちろん、拡声器でのパフォーマンス有)。次々と続く名曲の数々。“シュールで毒入り、でもポップ”という髭(HiGE)を表現するには欠かせない、独特の世界観を持った楽曲たちは、毎回ライブでは欠かせない存在になっている。そのせいか、昨年のインパクトももちろん忘れられない存在だったが、今年はより安定して自信に満ちた風格の漂う重厚さを感じさせてた。さらに、おなじみの「ダーティーな世界」での須藤のセリフが炸裂。今日はたまたま、空を飛んでいた飛行機を指差し、幸せにするといったかと思えば、スパイだな!なんて疑ってみたり。髭ワールドのペースにすっかり飲みこまれたところで、最後は「クライマックスにするんだ!」の叫びとともに、「ロックンロールと五人の囚人」が始まる。1年のうちに、独自の感性はそのままでまた新しい領域へと踏み出した髭。彼らのロックンロールを余すころなく表現し、ラッシュボールでまたひとつ成長の軌跡を残した。

SET LIST 
M1. MR.アメリカ
M2. ブラッディー・マリー、気をつけろ!
M3. ギルティーは罪な奴
M4. Acoustic
M5. 黒にそめろ
M6. ダーティーな世界
M7. ロックンロールと五人の囚人

銀杏BOYZ


真っ赤なふんどし一丁でステージに現れた峯田。相変わらずのインパクト大! 「9月2日、大阪で僕らに音楽をください」その言葉とともに銀杏BOYZのライブはスタートした。序盤は感情をすべてむき出しにしたような、圧倒的なステージに。ときにはマイクに噛み付いて吠えあげたり、雄たけびをあげてドラムを叩いたり…。でもこれこそが音楽と正面から向き合う彼らの初期衝動にかられる姿だろう。その様子に呼応する人、呆然と立ちすくみ圧倒される人、フロアにもあらゆる感情が混在していた。

そんなライブの流れは、峯田がチ○コから授かった(!?)と話す“恋の呪文”、『あいどんわなだい』で変わる。キラキラとしたメロディが印象的なこの曲を実に楽しそうに歌う峯田。まるで子供にでも微笑みかけるような笑みを見せたり、投げキッスをさわやかにしてみせたり、歌詞に合わせて振り付けをしてみせたり…最後にはマイクを観客に向けて歌わせてみたり…(女の子全員の大合唱は言うまでもなく、気持ちよかった!)こちらも思わず微笑んでしまう。ライブ中盤には、夕暮れ時の心地よい日差しも手伝って、ロケーションは最高。爽やかな浜風も吹き込み、「これはたまんねぇ。来て良かったなぁ」ステージ上の彼らもそう話すように、会場全体がアットホームな雰囲気に包まれていった。

圧巻はアコースティックの弾き語りから始まる『光』。何百万枚売れているアーティストでも、誰しもが憧れるような美声を持っているわけでもない。しかし、『光』を歌い続ける彼らの姿を見ていると、ただただ一方的な感情の投げかけではない、ひとりひとりにしっかりと歌を届けているのがよくわかる。時には目をうるませて歌う峯田の姿に、2万人の観衆はすっかり惹き込まれていた。

「僕たちは世界を変えることができない。銀杏BOYZも世界を変えることはできない。でも同時に、世界も僕たちを変えることはできない」そう話して彼らはステージを終えた。ラストには観客は手拍子でステージを包み込む。彼らのひとつひとつのメッセージをじっくりと受け止めるかのように。その観客に十二分に答えた彼らは深々とお辞儀をしてからステージを去った。予想外といえば予想外、でも想定内。あらゆる感情をむき出しにしつつも、心と心の会話を音楽を通してしてくれた銀杏BOYZの『RUSH BALL』初登場のステージだった。

SET LIST 
M1. SKOOL KILL
M2. 若者たち
M3. あいどんわなだい
M4. BABY BABY
M5. 光
M6. 僕たちは世界を変えることができない

the band apart


かのTHE BEATLESの名曲『HELP!』で登場したのはthe band apart。客席には大量の人・人・人!どれだけの人々が彼らの登場を心待ちにしていただろうか?年々注目度は増していき、4年連続の出場となった彼ら。『coral reef』、『from resonance』と立て続けにバンアパ節全開の硬派なギター・サウンドで攻め立てる。しかしこのバンドの興味深いところは、彼ら自身はこれといってオーディエンスを盛り上げようと感じさせないところである。いや、盛り上げようとしていないのに、驚くほど客席は沸き上がり、踊り狂っているところだ。確かな演奏技術もさることながら、飄々とこの大舞台のステージをこなしている。正直、目の前で彼らのステージを観ていると、不思議でも何でもないくらい素晴らしいパフォーマンスなのだが。そして一気に日が落ちていき、美しい夕景の中披露された『shine on me』。どこか生々しい色気が匂い立っている。ラストとなった『K.AND HIS BIKE』。どれもこれも、綿密に計算された楽曲が、ボーカルが、ギターが、ベースが、ドラムが、客席が、会場が、全部が溶け合い気持ちのよい音楽のひとつとなっていた。涼しい顔してさらりと会場をひとつにしてくれた、デッカイことをやらかしてくれた彼らの力量には完敗!

SET LIST 
M1. coral reef
M2. from resonance
M3. Moonlight Stepper
M4. higher
M5. shine on me
M6. beautiful vanity
M7. K.and his bike

BUMP OF CHICKEN


日もすっかり落ちて、いよいよ終盤戦に突入。海風が心地よく吹き、昼間の灼熱が嘘のように思えてくる。残るはあと2バンド。夏休みも、あと少しで終わりだ。ラッシュボール常連組であり、本日のアクトの中でも、多くの観客から注目されていることは間違いない、BUMP OF CHICKEN。昨年の出演がなかっただけに、今年はいつも以上の期待が募る。SEが鳴り響くと共に、拍手&歓声が沸き起こる。1曲目は異色の「乗車権」。続く「涙のふるさと」では、自分の意志とは関係なく身体が揺れる。やさしさと切なさを兼ね備え、深く低く響くボーカル。心の声をそのままカタチにされたような、繊細で微妙な心象風景を描いた歌詞。中には涙ぐんで聴き入っている観客もいるほど。それほどダイレクトに彼らの音楽は、届いている証拠だろう。「ギルド」や「天体観測」といったヒット曲も織り交ぜ、その度に観客を沸かせる。今日の藤原は、よく喋った。中でも感謝を述べる言葉が、非常に多かったように思う。今夏は精力的に夏フェスへ出演し、それを通して感じることが多かったようだ。観客からもらったパワー、スタッフやライブを作る人たちへそれぞれお礼を述べ、深く頭を下げるメンバーたちの姿が印象的だった。ラストはその感謝の意味を込めて「supernova」のイントロが始まる。自然と手を左右に振り、口ずさみ、会場中がひとつになった瞬間だった。

SET LIST 
M1. 乗車権
M2. 涙のふるさと
M3. 真っ赤な空を見ただろうか
M4. ギルド
M5. 天体観測
M6. Supernova

Dragon Ash

ATMCを含め20組、最後を飾ったのはDraon Ash。彼らは、今年の出演アーティストの 中で唯一'99年の第一回『RUSH BALL』に出演した経験を持つこの“イベントの顔”的存在。

「俺らとRIZEはミクスチャー代表と思ってきてる」その言葉通り、日本の音楽シーンにミクスチャーという新たなスパイスを提唱し、メジャー・デビューを経て今年で10年目を迎える彼ら。メインストリームにのし上がってから、現在に至るまで、シーンの第一線を走り続けながらそのサウンドは常に進化を続けてきた。そうして迎える節目の年、彼らが夏の締めくくりに選んだのは、ここ泉大津フェニックスの舞台だ。

 内容は、と言うと、まさに集大成とも言えるベスト・オブ・ベストの構成。初っ端から現在の彼らのモードとも言うべき、サンバとミクスチャー・ロックが融合されたナンバー、『Develop the music』、そして『Ivory』を力強く畳み掛ける。ロックの宴の締めにふさわしく、会場のボルテージは最高潮に達し、まさにステージとフロアは一体となった。大ヒット曲『Fantasista』ではKjに煽られるように、会場後方まで埋め尽くした全員が手を上げ踊る、大合唱が実現した。

ステージ上でKjがこう話す「俺らはロックバンドだからこそ、ここに立てたし、だから皆ともつながれたと思う」。その言葉通り、会場全体とひとつになる瞬間を届けてくれた彼ら。ラストには「ひとつ最高の思い出を作ろう」と携帯とライターをペンライトのようにかざさせ、全員での『Viva la revolution』。会場内のライトを落とし、2万人が灯したライトがこのイベント、いやこの夏の終わりを美しく演出していた。

SET LIST 
M1. Develop the music
M2. Ivory
M3. Palmas Rock feat.UZI-ONE
M4. Loca Burnin' fear.アイニ
M5. Fantasisra
M6. Episode4 feat.SBK
M7. Viva la revolution

花火!!
Dragon Ashがステージを去り、まだオーディエンスからのアンコールが途絶えない中、客席後方から花火が打ち上がった! RUSH BALL 07の終わりと、夏の終わりを告げるかのように、派手に儚く打ち上がる花火はとてもきれいで印象だった。

「あぁ、今年の夏も終わった...」

きっと全員がそう思った瞬間だろう。
客席からも自然と拍手がわき起こる。
バックステージのスタッフたちも、一瞬仕事の手を止めて花火を見つめ、中には拍手する人も。

「ロックだからこそつながる」
Kjのその言葉がすべてを語っているようだ。

『RUSH BALL』はスタート当初からロックを基軸に常に進化を続けてきているイベント。ここ泉大津フェニックスに会場を移してからも、“爆音を芝生で聴ける野外イベント”。そのコンセプトを守りながら毎年進化を続けている。

来年は『RUSH BALL』にとっての節目となる10年目。

Dragon Ashが今年最後に届けてくれた音楽の未来への“革命”が布石となり、来年もこの場所で僕らを再会させてくれるに違いない。



Guide line
RUSH BALL 07
日時:2007年9月2日(日)
会場:大阪・泉大津フェニックス
RUSH BALL 07開催について

RUSH BALL☆9
日時:2007年6月2日(土)
会場:大阪城音楽堂
Guide line
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